ペナントレースも後半戦に向かい、連戦が多く暑い中、カープは31日間で27試合を消化するという過密日程をこなしました。カープの8月の戦いぶりを総評します。
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試合 |
勝 |
負 |
分 |
勝率 |
差 |
1 |
広島 |
115 |
69 |
44 |
2 |
.611 |
– |
2 |
ヤクルト |
114 |
57 |
56 |
1 |
.504 |
12.0 |
3 |
巨人 |
122 |
58 |
62 |
2 |
.483 |
2.5 |
4 |
阪神 |
110 |
50 |
59 |
1 |
.459 |
2.5 |
5 |
DeNA |
115 |
51 |
62 |
2 |
.451 |
1.0 |
6 |
中日 |
120 |
53 |
66 |
1 |
.445 |
1.0 |
8月成績 17勝9敗 1分
厳しい日程の中、月間8つの勝ち越しで貯金22
8月のカープは17勝9敗1分の貯金8と連戦の中、大きな貯金をして2位と12差となりほぼリーグ3連覇も間近になりました。8月15日にマジック32が点灯してから消滅もありながら8月31日時点でマジック17まで減りました。
フランスアが大車輪!で月間MVP獲得!!
まさにカープの救世主と言ってもいいでしょう。リリーフ陣がまとまらない中、月間18試合登板の日本タイ記録を樹立し、0勝1敗1セーブ10ホールド、防御率0.51で堂々の月間MVP獲得!
中継ぎ投手の月間MVPも立派だと思います。過去10年で見てもリリーフで月間MVPを獲得している選手は5人しかいません。あとは先発投手です。
2017年6月 |
岩瀬仁紀 |
中日 |
2015年8月 |
若松駿太 |
中日 |
2015年7月 |
T.バーネット |
ヤクルト |
2009年7月 |
浅尾拓也 |
中日 |
2008年9月 |
藤川球児 |
阪神 |
※セリーグのみ
もしフランスアがいなかったことを考えると、ここまで独走状態にはなっていなかったことでしょう。しかしこれほどフランスアが登板して活躍しているということは、他の救援陣がだらしないことの裏返しということになります。
特に、今村や中崎は出てくると点を取られるので、使わないでくれと言いたくなるような投球が多く、見ていてイライラしてしまいます。
一岡が少しは安定してきているので、7回一岡、8回フランスア、9回中崎のようになっていくと思います。
先発は大瀬良が好調をキープ。続くのはジョンソン。
先発陣は大瀬良が4試合登板で3勝0敗、防御率1.53と抜群の成績で8月終了時点で14勝目。17勝を目標にしてほしいです。
大瀬良に続くのは、8月2勝、防御率2.63のジョンソン。これで自身最長の8連勝で二桁10勝に到達。調子が悪いときでも120球で5回は投げゲームを作ってくれるのでチームとしては助かりますが、沢村賞を獲得したときと比べてもう一歩といったところか。
九里も8月は3勝を上げているが、月間防御率5.53と援護点に助けられる展開での勝利が多い為、ピシャリと自力での勝利を期待したい。
野村はまずまずだが、残念ながら勝ちがつかない。3連戦の初戦の先発なので少し苦しいが、踏ん張ってほしいですね。
岡田は試合をぶち壊す内容が多く、8月防御率も5.22ですから、先発としてはちょっとダメなんですけど、唯一大瀬良とともに今季ローテーションを守っているので、その点は評価できるのですが・・・。
個人的にはけっこう期待しているので、頑張ってほしいです。四球恐れて球に勢いがないんだよなぁ・・・。
打線は丸、鈴木が牽引し好調をキープ!
打線は順調で、昨年8月に鈴木が骨折でリタイアしたが、今季の鈴木は月間打率.414、本塁打12、打点29の成績。一方の丸も月間打率.347、本塁打10、打点28の成績で2人で打線を引っ張っている。
そして松山も月間打率.395、西川も同.337と好調だった。
一方で田中の不調で野間が一番に起用されるようになったが、一番は西川の方がいいんじゃないかなぁとちょっと思います。根拠はないんですけど。
とにかく1,2番の出塁率を上げて丸、鈴木、松山の前にランナーをためるようにするとビックイニングもあると思います。
広輔をいつまで使うのか?
このところ話題に上がっているみたいなので、、、
田中をいったいいつまで出し続けるのか。。
明らかに不調で打率も.260を切っている中でついに1番を外され6番~8番を打っているが、チャンスで回ってきても凡打で打線が途切れるケースが多々あり、7番田中、8番石原、9番投手だと、自動アウトでスリーアウトと揶揄される始末。
連続フルイニング出場が足かせになっているのでしょうが、そろそろ考えるべきときにきていると思います。
こういう意見をいうと、「じゃー、広輔以上に打って守れるショートがいるのか」という意見がでてくると思います。
たしかに今のカープの中に広輔以上のショートはいないように思います。
今のカープは二遊間の後釜が育っていない弱点があるので、経験を積ませる意味でも上本でも曽根でもいいので、スタメンで守らせていいのではないでしょうか。心配ならば守備固めで広輔が守ってもいいと思いますし。
あえて連続フルイニング出場を切ってしまってもいいと考えます。
誰とはいいませんが、記録の為だけに骨折しても出場するというのはいかがなものかと。プロとして成績が伴っての記録だと思います。
リフレッシュさせてまた一からやり直すという気持ちで臨めば本人もすっきりするのではないでしょうかねぇ。
自力でトップバッターを取り返す広輔が見たいですね。
まとめ
8月はマジックが点灯し順調に減らしています。リーグ3連覇は間違いないので、あとは残りの消化ゲームの戦い方を重視してほしいです。
昨年のようにCSまで1か月も空くことはないでしょうが、DeNAにやられた二の舞いを繰り返さないようにしてほしいです。