2022年3月19日ポスティングシステムでMLB移籍を目指していた鈴木誠也がついにシカゴ・カブスと5年8500万ドル(約97億7500万円)の大型契約を結んだ。日本人野手のメジャー移籍時の契約としては史上最高額。広島には1462万5000ドル(約16億8000万円)の譲渡金が支払われる。
契約内容
(※1ドル115円換算)
◆契約総額 8500万ドル(約97億8000万円)
◆広島へのポスティング料 1462万5000ドル(約16億8000万円)
◆契約ボーナス 500万ドル(約5億7500万円)
◆年俸
22年 700万ドル(約8億500万円)
23年 1700万ドル(約19億6000万円)
24年 2000万ドル(約23億円)
25年 1800万ドル(約20億7000万円)
26年 1800万ドル(同)
◆付帯条項 全球団へのトレード拒否権
ポスティングによりよる交渉解禁のときはかなり報道も過熱しており、どこのチームも獲得に興味を示しており、連日報道されていました。
しかし12月2日からロックアウトに入り3カ月以上交渉が凍結されていましたので、どこの球団に行っても開幕は厳しいかなと思っていました。
しかしMLBと選手会との労使協定が決裂した関係で3月31日開幕予定が4月8日にずれ込みました。
そして同時に鈴木誠の就労ビザを本来取得すると2週間前後待たないといけない状況でした。しかし、代理人とマネジメント会社が知恵を絞り、キャンプ期間中のミールマネー(食事代)を放棄することで無収入になり就労ではないと判断されたようです。
これらが重なり早速今日からキャンプに参加し、開幕にも間に合う公算です。
1年目の目標
鈴木誠は最初から運がいいというか恵まれていますね。大型契約も勝ち取り、カープの名に恥じぬように活躍してほしいですが、過度の期待はしないほうがいいでしょう。
まず1年目は相手ピッチャーの球筋を見ていくことからでしょうか。
私の個人的な見解は、鈴木誠の目標は三振を減らして出塁率を出来るだけ上げていくことです。
具体的には全162試合出場したとして半分の三振81以下、出塁率は.400以上です。
出来るだけ三振を減らしてバットにボールを当てて飛んでいく打球の方向を体で覚えていくことを目標にしてほしいですね。
レギュラーで出場し続ければ600打席は立つと思いますので、81三振であれば.135。カープ時代の平均が.161なので、もう少し減らしていく、つまりミートを心掛けるようにしてほしいです。
打撃3部門は本塁打15、打点70、打率.290ぐらいでいいのではないでしょうか。
2022年目標 | 本塁打 | 打点 | 打率 | 出塁率 | 三振 |
15 | 70 | .290 | .400 | 81 |
トレード拒否権もありますので、5年間で結果を出すという気持ちで臨んでいってほしいですね。
しかしトレード拒否権があるにもかかわらず、球団がトレードを打診してきたときは、要注意です。鈴木誠が戦力として見られていないことを意味していますので、そうならないよう願うばかりです。
黒田、マエケン、鈴木誠とカープをそして日本を代表する選手がカープを離れ世界に打って出るのは見ごたえもあるし、応援せずにはいられません。
開幕が楽しみです。