クリス・ジョンソン(Kristofer Michael Johnson)

人物・経歴・評価

クリス・ジョンソン(Kristofer Michael Johnson)

アメリカ出身 1984年10月14日 左投左打 193cm 93kg

経歴:パイレーツ-ツインズ-広島
投手 背番号42

評価内容: 2014年10月29日広島と1年契約で合意。
2015年3月28日、公式戦初先発でヤクルト相手に7回に山田にヒットを許しただけの1安打無四球完封勝利、準完全試合でデビュー。
その後、先発投手として一角を担いながらローテーションを守り、シーズン通算で14勝7敗、防御率1.85の成績で、最優秀防御率のタイトルを獲得した。

2016年は開幕戦で、自身初の開幕投手を務めた(8回2失点で負戦投手)。5月には2試合連続完封勝利に加えて23イニング連続無失点を記録。
6月4日に球団の外国人選手歴代最高年俸(推定300万ドル)に出来高を加えた条件で、2017年シーズンからの3年契約を新たに結んだことが球団から発表された。
シーズン中、しかもかなり早い段階での発表は異例のことだった。
8月2日のヤクルト戦で勝利を挙げ、10勝に到達。これで広島の2年連続2桁勝利はコルビー・ルイス以来2人目の達成者となった。
最終的には15勝7敗、防御率2.13の成績で、投手主要部門のタイトルはすべてあと一歩及ばなかったが、左のエースとして、チームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
そして、10月25日には、沢村賞を初めて受賞することが選考委員会から発表された。
レギュラーシーズンの公式戦通算成績が選考基準7項目中4項目(15勝以上、25試合以上登板、防御率2.50以下、勝率6割以上)を満たしたことによるもので、リーグの投手主要部門のタイトルを獲得していない投手の受賞は、1981年の西本聖(巨人)以来35年振り。広島の投手からは前年の前田健太に次ぐ受賞で、外国人投手の受賞は、1964年のジーン・バッキー(阪神)以来52年振りであった。

ポストシーズンでは、CSのファイナルでは、DeNAの第1戦で、散発3安打で完封勝利、日本シリーズでは、第1戦で、日ハム大谷と投げ合い、7回途中1失点で勝利した。

特徴として、スリークォーターの長身サウスポーで、持ち球は、最速152km/h・平均約144km/hの速球(フォーシーム、ツーシーム)、平均136km/h前後のカットボール、平均120km/h前後のカーブ、平均132km/h前後のチェンジアップ。ゴロを打たせて取るタイプの投手で、被本塁打や被長打が比較的少ない。

沢村賞投手として3年契約も結び期待されたシーズンだった2017年だが、開幕の阪神戦で4回途中7失点でKOされるという予想外の結果に終わり、さらに4月5日に咽頭炎で登録抹消になり、復帰に2か月以上要した。

そして復帰したオールスター明けに再び肉離れで再度故障し、結局13試合の登板に終わり、6勝3敗、防御率4.01の成績で期待外れの結果に終わった。

2018年は開幕からなかなか勝利がつかず、5月に婦人の出産に立ち会うことで一時帰国した影響もあり、4勝止まりだったが、復帰してから7連勝し、7月には自身初の月間MVPを獲得。

最終的には24試合で11勝5敗、144回2/3、防御率3.11とチームの3連覇に貢献した。

個人的にはあと2勝出来たかなと思います。しかし、規定投球回もクリアしたし、2桁勝利も上げたので及第点だと思います。

2019年シーズンで3年契約が終了することに伴い、2019年1月31日、契約を2020年シーズンまで年延長したことを発表した。

2019年はチームが連勝、連敗が多く、4月は1勝3敗と負けが先行していたが、その後4連勝し、最終的には同僚の大瀬良と並んでチームトップの11勝をマーク。防御率も2.59と中日・大野に逆転され、2015年以来のタイトルは惜しくもとれなかった。

2020年は新型コロナウイルスの影響で開幕が6月19日にずれ込み、年間120試合と変則になった影響があったのか開幕から状態が上がらずまさかのシーズン1勝もできずに7連敗を喫した。9月3日に登録抹消されその後は結局再登録されることはなくシーズンが終了した。

長年バッテリーを組んでいた石原の引退試合のあとのセレモニーに駆け付け最後は熱く抱擁を交わした。11月12日米国へ帰国した。JR広島駅で取材に応じ「3連覇に一員として加われたことは記憶に残っている。6年間温かい声援をありがとう。今年、残念なパフォーマンスになったことは相当後悔している」と話した。関係者の話で今季限りで退団することが分かった。

長年に渡ってチームに貢献してくれた最強左腕は最後に「来日初登板初勝利、沢村賞を頂いたこと、黒田さんと一緒のチームで投げたこと、3連覇の一員になれたことが記憶に残っている」と言った。それだけの記録を残した投手、その記憶は決して色あせることはない。

年度別成績・通算成績

年度

所属

試合

完投

完封

打者

投球回

被安打

被本塁

与四球

与死球

奪三振

暴投

ボーク

失点

自責点

防御率

WHIP

2015

広島

28

14

7

1

1

773

194.1

146

5

67

2

150

3

1

43

40

1.85

1.10

2016

広島

26

15

7

3

2

736

180.1

154

11

49

3

141

3

0

50

43

2.13

1.13

2017

広島

13

6

3

0

0

328

76.1

79

4

25

2

53

2

0

40

34

4.01

1.36

2018

広島

24

11

5

0

0

609

144.2

137

9

48

5

113

3

0

55

50

3.11

1.31

2019

広島

27

11

8

1

1

650

156.2

132

12

58

4

132

3

0

50

45

2.59

1.21

2020

広島

10

0

7

0

0

237

51.2

60

3

25

1

3

5

0

38

35

6.10

1.65

通算

6年

128 

57 

37 

3333

804 

708 

44 

272 

25 

624 

19 

2476

 247

2.76

 1.22

タイトル・表彰・記録

・最優秀防御率:1回(2015年)

・沢村賞:1回(2016年)

・セリーグ月間MVP 1回(2018年7月)