日本は二次リーグを3連勝で見事1位通過しました。準決勝進出ですが、相手はF組2位のアメリカに決まりました。負ければ敗退の準決勝を前に、簡単に二次リーグを総括してみようと思います。
E組
順位 |
国名 |
勝 |
負 |
得点 |
失点 |
日本 |
オランダ |
イスラエル |
キューバ |
1 |
日本 |
3 |
0 |
24 |
14 |
- |
〇8-6 |
〇8-3 |
〇8-5 |
2 |
オランダ |
2 |
1 |
32 |
11 |
●6-8 |
- |
〇12-2 |
〇14-1 |
3 |
イスラエル |
1 |
2 |
9 |
21 |
●3-8 |
●2-12 |
- |
〇4-1 |
4 |
キューバ |
0 |
3 |
7 |
26 |
●5-8 |
●2-12 |
●1-4 |
- |
まずは先発投手陣です。初戦のオランダ戦、石川が3回5失点、続くキューバ戦、菅野が4回4失点と試合をつくれない中、千賀がイスラエル戦で、5回無失点と完ぺきな投球を披露しました。
この二次リーグは激闘のような感じで語られていますが、先発投手が試合をつくれば、イスラエル戦のように楽な展開で試合を運べます。
そういった意味で、千賀は合格点、石川、菅野は落第点と言えます。しかも千賀は、今大会で、9イニングを投げて未だに無失点と好調です。
中継ぎ、抑えに関しては、苦しいゲーム展開ながら、踏ん張ってよく投げていると思います。
秋吉は6試合中5試合、宮西3試合、増井3試合、牧田5試合、平野5試合、松井3試合とかなりフル回転で回しているのがわかります。
(球数制限等細かいWBCルールがあるためですが)
打撃に関しては、一次、二次リーグを通して、よく打っていて1試合平均得点が7.6点。要所で、筒香、中田のホームランが出て、効率よく得点できています。山田も当たりが出始めて1試合2本塁打もあり、打撃陣に関しては、とてもいい状態だと思います。
強いていうなら、青木がまだあまりいい当たりがでていません。準決勝では、思い切って交代してもいいと思います。小久保監督の英断に期待したいと思います。
そして、捕手の小林。
ラッキーボーイとしてもてはやされていますが、今大会に関しては本当にキーマンですね。
期待されていなかった打撃で、18打数8安打6打点1本塁打.444の打率で正捕手の座をつかんでいます。
しかし、捕手の一番の仕事は打つことではありません。投手をリードすることが一番捕手に求められることです。そういった意味で、リードという面でまだ心配は残ります。
一次リーグの総括でも言ったのですが、二次リーグでも決め球で投手が何回も首を振っているシーンが目につきます。
普段のバッテリーではないので、配球の違いなのか、仕方ない部分もあると思いますが、アウトコース一辺倒でホームランを打たれたシーンなどもまだまだ修正部分はあります。
しかし、小林は今大会で一番成長した選手の一人に挙げられると思います。とくにキャッチングに関しては、見違えるほどに上手くなっています。フォークボールを投げる投手が多い中、ワイルドピッチやパスボールがありませんし、ワンバウンドの投球も胸にあてて、前に落とすということが、徹底されています。
(2年前のプレミア12のときには解説席の古田にクスミソ言われていました。)
注目の準決勝は、3/22(水)10:30~(日本時間)です。
これまでのホームの東京ドームではなく、ドジャースタジアムです。相手はアメリカ。完全にアウェーです。正直、こういった状況で打撃陣には期待するのは難しいと思います。
過去、準決勝、決勝はロースコアの結果になっていることを考えると、投手戦になることが予想されます。
そこで、先発投手は希望を込めて、千賀と予想します。球数制限は95球ですので、いけるところまで投げてもらいたいです。QS(6回3自責点以内)でいってもらいたいですね。
負けたら終わりの準決勝。前回大会も同じ状況で、プエルトリコに1-3で敗戦でした。
勝って決勝にいってほしいと祈ることしかできませんが、テレビ画面に釘付けになりそうです。
(この日、仕事が休みでよかった(^^♪))